日本全国のプロトーナメント開催コースをシリーズで紹介します。第1回は来月に国内女子メジャー大会の日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯が開催される京都府の城陽カントリークラブを取り上げます。

プレーヤーとしても傑出した佐藤儀一が設計

日本女子プロゴルフ選手権大会は、国内初の女子プロトーナメントとして1968年に第1回大会を開催。優勝者は樋口久子で、その後、第7回大会まで連覇した。今年で第55回を迎える歴史あるこの大会は、1997年より現在までコニカミノルタが特別協賛を続けている。

今年の開催は9月8日(木)〜11日(日)。会場となる城陽カントリー倶楽部は1959年に東コース(18H)が開場(西コースは1960年)。設計は佐藤儀一(1899年-1967年)。アメリカでゴルフを覚え、全米パブリックリンクス選手権に優勝。帰国後は日本アマ4勝、メンバーである広野ゴルフ倶楽部のクラブチャンピオンになること12回という名手でもある。

城陽以前には広島ゴルフ俱楽部鈴が峰コース(1952年)、片山津ゴルフ倶楽部白山・加賀・日本海コース(1957年)など。以後には田辺カントリー倶楽部(1960年)、東海カントリークラブ(1961年)など多くの名コースを手がけている。

画像: 距離は短めだが手前のバンカーが安易な攻めを阻むやや打ち上げのパー5(東3番)

距離は短めだが手前のバンカーが安易な攻めを阻むやや打ち上げのパー5(東3番)

狙いを絞るために当初から1グリーンを採用

佐藤儀一の設計の特徴はグリーンに向けて狙いを絞っていくクラシックなスタイルにある。グリーンを小さな砲台状にして、その周囲に深いバンカーを配置するなど、明確な攻略ルートと正確なショットが要求される難度の高いホールが多く見られる。また、当時は2グリーンが主流になりつつあったのに対し、あえて1グリーンを基本としたのも、佐藤が求める高い戦略性を実現するためだったといえるだろう。

京都盆地の南の丘陵地に作られた城陽カントリー倶楽部にも、そんな“佐藤らしさ”が強く感じられる。また、東コースは7014ヤード(チャンピオンティー)と距離が長くてフェアウェイも広いホールが多いのに対し、西コースは6241ヤード(バックティー)と距離は短めながら、起伏に富んだ自然の地形を生かしたホールが多いのが特徴。ダイナミックなゴルフが楽しめる東と、繊細な攻略法が求められる西。趣の異なる18ホールをうまく作り分けることで、力と技のゴルフの奥深い楽しみを追求している点にも注目したい。

画像: 全部で9個のバンカーが正確なショットを要求する338ヤードのパー4(西4番)

全部で9個のバンカーが正確なショットを要求する338ヤードのパー4(西4番)

数々の見応えのあるトーナメントを開催

城陽カントリークラブは過去にいくつものビッグトーナメントの舞台となり、その都度に見応えのある戦いが繰り広げられている。

最近では昨年の男子ツアー、パナソニックオープンチャンピオンシップでのアマチュア(当時)中島啓太のプレーオフによる逆転優勝が記憶に新しい。これは史上5人目となるプロの試合でのアマチュア優勝。また、2017年の関西オープンゴルフ選手権で、今平周吾が初日から首位を守ってツアー初優勝を飾ったのも、このコースだ。

その他、2009年にアジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープンを開催。2013年からは毎年LPGAのステップ・アップ・ツアー 京都レディースオープンの会場となることで、若手育成の一端を担っている。

画像: ティーショットは左山裾狙い、グリーンは2段という484ヤードパー5(東3番)

ティーショットは左山裾狙い、グリーンは2段という484ヤードパー5(東3番)

名コースと戦うプロの技術、ぜひ現場で見よう

舞台が良ければ、戦いのレベルも高くなる。城陽カントリー倶楽部という名舞台を得て、今年の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯はどんな勝負が繰り広げられるのか。ツアー後半に向けて賞金ランキングトップを争う絶好調の山下美夢有と西郷真央の戦いぶりは‥。昨年、大会新記録となるスコアで優勝した稲見萌寧の連覇はあるのか‥。実力が拮抗する女子プロ達の戦いは、きっと息詰まるような展開となることだろう。

今年は有観客(各日とも入場チケットは8000枚を予定)での開催。城陽カントリー倶楽部を、女子プロがどう攻略するのか。ぜひ現場で目にしてみてはいかがだろう。

ただし、チケットは会場での販売は行わないので要注意。必ず事前に「日付指定WEBチケット」をJLPGAチケット専用サイト「JLPGA Ticket」にて購入すること。

会場へは近鉄京都線、寺田駅から無料ギャラリーバスを運行。約10分の道のりだ。

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