ルールを気にせずに飛ばしたい
シニアゴルファーに
今年からパターを除くクラブの長さを46インチ以下に制限するルール改正が施行され、ローカルルールとして主にプロツアーやアマチュアの公式競技での採用が可能となった(ジェネラルルールでは48インチ以下)。これは一般アマチュアにとっても対岸の火事と見過ごすわけにはいかない。特にこれまで長尺ドライバーを使って飛ばしていたベテランゴルファーにとっては、たとえローカルルールといえども大いに気になるはずだ。
そこで46インチでも長尺と変わらない飛距離を、と7月に新発売になるのが『マジェスティ プレステジオⅫ(トゥエルブ)』だ。その名のとおり、プレステジオの12代目となるこのドライバーには、どんな飛ばしの秘密があるのか。金谷多一郎プロに早速試打してもらった。
クラブへの造詣が深く、毎年数多くのクラブを試打する金谷プロ
飛びの秘密は高ミート率を
生むシャフトにあり
まずは金谷プロの試打データをご覧いただきたい。表は46インチの『プレステジオⅫ』と、先代モデルで47インチの『プレステジオⅪ(イレブン)』の比較だ。長さの差はヘッドスピードには表れているが、飛距離はほぼ互角だ。
Ⅺ(47㌅)とⅫ(46㌅)の試打データ
H/S(m/s) | 初速(m/s) | ミート率 | スピン量(rpm) | 飛距離(yds) | |
---|---|---|---|---|---|
Ⅺ | 46.9 | 67.6 | 1.44 | 2387 | 271.6 |
Ⅻ | 46.7 | 68.1 | 1.46 | 2465 | 272.4 |
その理由を「『Ⅻ』が『Ⅺ』と同等に飛ぶのは、ズバリ、ミート率が高いから」と金谷プロ。
「『Ⅻ』は『Ⅺ』より短いということもありますが、加えてシャフトが抜群に振りやすくて、打った自分でもびっくりするくらいに高いミート率を実現してくれる。その結果、ボール初速が速くなり47インチと同等の飛距離が生み出されるのです」

金谷プロが絶賛するプレステジオⅫに装着された「MAJESTY LV750」シャフト
『Ⅻ』の飛びの秘密はシャフトにあると見抜いた金谷プロ。そのシャフトについて、もう少し詳しく解説してもらおう。
「剛性分布が滑らかというか全体的にしなって、体に巻きつくように丸く振れるシャフトです。そのためダウンスウィングでクラブがレールに乗ったように、軌道を外れずに素直に下りてきてくれる。だからタイミングも取りやすく、ミート率が高まるんです」
「体に巻きつくように丸く振れるからミート率が高まる」と金谷プロ
事実、『Ⅻ』で何発も打ってもらったが、『Ⅺ』と比べてヘッドスピードやミート率のばらつきが極めて少なく、高レベルで安定した飛距離を記録していた。「長尺はその長さに合わせてタイミングを作って振らなければならない。それが難しいところ。でも、『Ⅻ』は普通に振って芯に当たりやすいから、やさしく飛ばせます」
また、「よどみなくヘッドが加速していくので、タメを作ろうとかヘッドを走らせようといった意識も不要。シャフトが自然にヘッドを走らせてくれるので、体が硬くなったシニアが安定して飛ばすには最適なシャフトです」と金谷プロ。
ほとんど芯を外すことなく、その結果、46インチでも47インチ同様の飛距離を生み出した
ヘッドの先端テクノロジーも飛びの秘密
ヘッドにも注目したい。今回、ヘッドはチタンモノコックボディを採用。接着部がないからエネルギーロスが抑えられるとともに、「ボールがフェースに乗るフィーリングで、打感と音がすごくいい!」と金谷プロ。クラウンの最薄部は0.30mmと極薄で、『Ⅺ』のカーボンクラウンと同等の重心設計が施されている。
接着部のないチタンモノコックボディが心地よい打感を生み出してくれる
また、フェースの裏側には滑らかな肉厚変化と放射同心状の梁が施され、広い範囲で反発性を向上。芯を外しても飛距離の減少を抑えて安定した飛びを約束してくれる。
クラウンは赤を基調としたトリプルグラデーション塗装で新たな美しさを表現
シャフトの優秀性のみならず、『マジェスティ プレステジオⅫ』にはクラブとしての優れた機能に加えて、美しさにも徹底してこだわっている。すべてに匠の技と先端テクノロジーをつぎ込んだメイド・イン・ジャパンで、ルールを気にせず飛ばしの夢を叶えよう。
『プレステジオⅫ』はフェアウェイウッド 、ハイブリッド、アイアンのフルラインアップで登場