先週末、マスターズテレビ観戦を楽しんだ方も多いことでしょう。松山選手は体調が万全ではないなか14位タイという位置。立派です。松山は本当にオーガスタというコースが好きなのでしょう。復帰戦のタイガーは今回、セントアンドリュース・オールドコースでも勝っているが、それ以上にオーガスタは特別だと述べました。その理由のひとつは、全英オープンはローテーションで開催コースが変わるが、オーガスタは毎年だからだと。マスターズが終わり、少しさみしいですが、そう、来年も開催はオーガスタです。むしろ終わった後だからこそ楽しんでもらいたい最新号のChoiceのオーガスタコンテンツの一部をご紹介しましょう。

オールドコースのDNAを継ぐオーガスタ
【オールドコースの影響を受けたオーガスタ6ホール】

オールドコース12番11番17番18番6番14番
オーガスタ3番4番5番6番14番17番

♪Wooden-shafted legend, Bobby Jones.♬ まだ耳に残っていますね。ちなみにボビー・ジョーンズのマスターズの戦績は第一回大会の13位が最高だったそうです。オーガスタはレジェンドで創設者のボビー・ジョーンズとコース設計家アリスター・マッケンジーが理想のコースを具現化したコースです。二人が目指した基本コンセプトは、簡単にいえば、ボギーをとるにはやさしく、正確なショットを心がければパーも獲れる。しかし、パー5以外ではバーディは難しく、各ホールがプレーヤーの技量に応じて選択可能な攻略ルートが用意されている設計思想です。

画像: ジョーンズは1927年にオールドコースで全英OPに優勝し、1930年にオールドコースで全英アマを制覇した

ジョーンズは1927年にオールドコースで全英OPに優勝し、1930年にオールドコースで全英アマを制覇した

「オーガスタでのプレーから、オールドコースでの戦略を想起されるのです」ベン・クレンショー

 ジョーンズとマッケンジーの二人は、スコットランドのリンクス、セントアンドリュース・オールドコースに共通の想いを持っていました。その具体的詳細はChoice238号(リンクスのDNAを継ぐオーガスタの咆哮 byベンジャミン・ウォレン)に詳しいですが、ここではその概要をお話しましょう。二人がオールドコースから取り入れた基本コンセプトは次の3つと言われています。

①広大な敷地を見渡すことができる

②高低差と傾斜のある広いフェアウェイ

③バンカー数を極力抑える

実際に、ジョーンズとマッケンジーのオリジナルデザインのうち、6ホール(上記参照)がオールドコースの血統を受け継いでいるといいます。マスターズで2度の優勝を誇るベン・クレンショーは、「オーガスタのプレーで、オールドコースでの戦略を思い出させ、オールドコースではどうプレーすべきかを思い出させるショットが、オーガスタで数多く、繰り出されてる」と語っています。ジョーンズの生存中に行われた改造は100カ所以上に及び、時代とともにそのコンセプトにも変化が求められているのは確かですが、今でも、オール―ドコースをオマージュした設計コンセプトが、オーガスタで一筋の光として遺っているのです。

最大のオマージュホールといわれるのがオーガスタ17番。オールドコース14番をオマージュしており、それについてボビー・ジョーンズは次のように発表しています。「オールドコース14番の右のマウンドは、アプローチでピンをデッドに狙うために、いつも落としどころを計算して慎重にプレーしなくてはなりません。けして大きいマウンドではないですが、自然の形状が、あるいはそれを意図して設定した人が、驚くほどうまく配置しているのです。オーガスタ17番にも同じようなマウンドがあります。グリーンも多少、似ています」

ジョーンズとマッケンジーの「オールドコースへの想い」が結実したオーガスタ

This article is a sponsored article by
''.