英国人コース設計家C・H・アリソンは日本で数多くの名コースを残した。その代表作ともいえる、世界的にも高い評価を受けているコースが廣野ゴルフ倶楽部だ。近年同じ英国人設計家M・イーバートによる改造が施されたが、今回紹介するのは13番ショートホールだ。

「関西にも本格的なコースを」とアリソンに設計依頼

廣野GCは、東京GC朝霞コースの設計で招聘された英国人コース設計家チャールズ・ヒュー・アリソンによって設計されたコースだ。関西にも本格的コースを造ろうという機運が高まった時「東京GC新コース設計のために著名なコース設計家が来ている」との情報が伝わり「設計を頼めないだろうか、ついでに茨木CC、鳴尾GCも見て欲しい」とコース設立者のひとり高畑誠一が東京に赴き、アリソンに設計を依頼したものだ。設計料は500ポンドだった。

アリソンは快諾し、東京GC朝霞コースの作業が一段落してから関西に向かった。その途中、アリソンと大倉男爵、大谷光明、赤星六郎、高畑誠一らは、川奈に寄って数日過ごしている。アリソンは建設予定地を2日間検分すると、1000分の1の実測地図を基に神戸オリエンタルホテルに1週間籠り設計図を完成させている。さっそく工事が始められ、現場監督は伊藤長蔵、京都大学で林業、造園学を学んだ上田治が助手で作業は進められた。建設地の大半は高低差が少なく、程よい起伏と池などがありコースを造るのに理想的な場所といえた。

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