2021年10月13日に、オペルはドイツをはじめ、欧州各国で新型アストラの受注を開始した。各メーカーが躍動する中、アストラはどのような進化を遂げたのか。日本上陸を期待する声も多いアストラ初のプラグインハイブリッドモデルに試乗した印象をレポートする。(Motor Magazine2022年4月号より)

ゴルフをわずかに上回るボディサイズ

正直に告白をすれば、オペル アストラは私にとっては野球にたとえれば5番バッターであった。トップは華々しいメルセデス・ベンツAクラス、2番目はBMW1シリーズ、3番目はアウディA3、そして満塁ホームランが期待されるフォルクスワーゲン ゴルフが4番バッターとして揃う。その次がアストラで、前に何かあった場合に頼りになる役なのである。

具体的な経験では、レンタカーだ。1番から3番バッターはリストにすら上がっておらず、リクエストすると高価になる。そこでゴルフを予約するのだが、いざカウンターに行ってみると全部出払っていてコンパクトセグメントで残っているのはアストラだけだったという経験が何度もあった。

ところが使ってみると実用的であり、移動の道具としてまったく問題なく、それどころか確実に得点するバッターのような堅実さが感じられるほどだ。またコストパフォーマンスは評価されており、2021年のドイツのコンパクトセグメントでは前述の1~3番のバッターを抜いて、ゴルフに次ぐ2位の座を確保している。

問題は地味なイメージと希薄な存在感だ。しかし、ポルトガルで開催された試乗会に現れた6世代目のアストラはフレッシュなデザインを持ち、輝くようなインパクトを振りまいていた。とくに試乗したPHEVバージョンは自らカルトイエローメタリックと名付けたオペルの伝統ある色と黒いルーフが相まり、存在感を放っていた。

このアストラは、ステランティスグループが開発したEMP-V3(マルチエネルギーエフィシエントモジュラープラットフォームII)が採用されている。ボディサイズは、全長4.37m、全幅1.86m、全高1.41~1.47m、ホイールベースは2.68mと、ライバルと目されるゴルフをわずかに上回る。

画像: シャープなエッジで構成されている5ドアハッチバックデザインのボディは個性的で、実際よりもずっと大きく見える。

シャープなエッジで構成されている5ドアハッチバックデザインのボディは個性的で、実際よりもずっと大きく見える。

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