【2022年 注目の輸入車】の第4回はラグジュアリーカーといま何かと話題になるBEV(バッテリー電気自動車)を紹介しよう。2022年は「エンジン車が数多くデビューした最後の年」になりそうだが、それと同時にBEVも続々と登場してくることになる。さっそく順番に見ていくことにしよう。(これはMotor Magazine 2022年2月号の記事を再編集したものです)

メルセデスAMG独自開発のPHEVは超ハイパワー

ラグジュアリークラスのニューフェイスもなかなか華やかだ。まずDSはDS9と呼ばれるラージサイズサルーンを投入する。DSがサルーンを発売するのは、中国専売モデルを別にすればこれが初めてだ。

ボディは全長4.9mと堂々たるサイズでプラットフォームはEMP2、パワートレーンはPHEVを採用。最高出力225psで、11.9kWhのバッテリーによりWLTPモードで40〜50kmのEV走行が可能という。

画像: 「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 63S Eパフォーマンス」。メルセデスAMGとして初めてのプラグインハイブリッド。4L V8ツインターボとモーターを組み合わせて、システム最高出力は843ps、最大トルクは1470Nmを誇る。

「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 63S Eパフォーマンス」。メルセデスAMGとして初めてのプラグインハイブリッド。4L V8ツインターボとモーターを組み合わせて、システム最高出力は843ps、最大トルクは1470Nmを誇る。

メルセデスAMG GT4ドアクーペはマイナーチェンジだが、注目されるのはメルセデスAMGが独自に開発したPHEVシステムを採用すること。これは後車軸上にモーターとバッテリーを搭載。システム出力は843ps、システムトルクは1400Nmという、まさにモンスターマシンだ。

画像: 「ベントレー フライングスパー ハイブリッド」。ベントレーのプラグインハイブリッド第二弾。2.9L V6ツインターボエンジンとモーターを組み合わせ、バッテリー容量は14.1kWh。EV走行は最長約40km可能という。

「ベントレー フライングスパー ハイブリッド」。ベントレーのプラグインハイブリッド第二弾。2.9L V6ツインターボエンジンとモーターを組み合わせ、バッテリー容量は14.1kWh。EV走行は最長約40km可能という。

ベントレーフライングスパーハイブリッドはベンテイガハイブリッドに続く同ブランドのPHEV第二弾モデル。3L V6ターボエンジン搭載のベンテイガ版と異なり、よりパワフルな2.9L V6ツインターボエンジンを搭載するシステムとなっている。

また、アウディA8はフェイスリフトを受け、存在感をより強調したフロントグリルなどを得ている。

幅広いセグメントにBEVが続々とラインナップ

さて、冒頭で「エンジン車が数多くデビューした最後の年」になりそうだと述べたが、2022年はBEVも数多く登場する予定が目白押しである。

その筆頭がアウディQ4 eトロンだ。eトロンシリーズとしては第3弾に相当するモデルで、ボディ形状はSUVとなるがスポーツバックモデルもラインナップされる。

その内部には数々の革新的コンセプトが秘められており、まずバッテリー容量は77kWh仕様に加えて52kWh仕様も設定。こちらはコンパクトなバッテリーと後輪駆動により効率化を図り、WLTPモードで308〜341kmと十分な航続距離を実現した。

いっぽうトップグレードは最高出力299psの“クワトロ”フルタイム4WDで、0→100km/h加速は6.2秒でクリア。航続距離は、WLTPモードで412〜488kmを達成している。

画像: 「アウディ Q4 スポーツバック eトロン/Q4 eトロン」。4WDと後輪駆動を設定。後者は比較的コンパクトな52kWhバッテリーを搭載した高効率モデル。また、77kWhバッテリーで最高出力299psを発揮するハイスペックモデルもある。

「アウディ Q4 スポーツバック eトロン/Q4 eトロン」。4WDと後輪駆動を設定。後者は比較的コンパクトな52kWhバッテリーを搭載した高効率モデル。また、77kWhバッテリーで最高出力299psを発揮するハイスペックモデルもある。

積極的にBEVを展開するメルセデスからは、メルセデスEQの新ラインナップとして、EQB、EQS、EQEの3モデルが一挙に登場する見込みだ。

EQBはBクラスのBEVだが、EQシリーズのフラッグシップモデルにあたるEQSは新開発のBEV専用プラットフォームを初採用。108kWhという巨大なバッテリーを搭載し、航続距離は最長で780kmに達する。まさに、超ド級の存在といえるBEVだ。

EQEは、EQSと同じEVA2プラットフォームを採用。90kWhのバッテリーを搭載して、660kmの航続距離を可能としている。

BMWは既存のボディを活用した2モデルのBEVを投入する。ひとつは、X3をベースとするiX3。0→100km/h加速は6.8秒と瞬足で、最長461kmの航続距離を実現(WLTPモード)している。

そしてもうひとつが、4シリーズグランクーペがベースとなるi4だ。こちらの0→100km/h加速は5.7秒とさらに速く、航続距離は最長で590kmに達する。車両価格は未発表だが、ウェブ上でのプレオーダーが始まっている。

ポルシェは、タイカンにGTSスポーツツーリスモを設定。これはSUV的なクロスツーリスモからオフロード的な演出を取り去ったモデルといえる。スペックはタイカンGTSに準じるものだ。

画像: 「ボルボ C40 リチャージ」。年初から受注が開始されたボルボ期待のバッテリーEV専用モデル。モーターを前後に持つ4WDで最高出力は300kWを誇る。バッテリー容量は78kWhでWLTCモードでの航続距離は485km。

「ボルボ C40 リチャージ」。年初から受注が開始されたボルボ期待のバッテリーEV専用モデル。モーターを前後に持つ4WDで最高出力は300kWを誇る。バッテリー容量は78kWhでWLTCモードでの航続距離は485km。

ボルボはC40リチャージに加えて、XC40のBEV、リチャージを発売する。フォルクスワーゲンはID.3に続いてID.4、ID.5をリリースするはずだが、スケジュールははっきりしない。いずれもCセグメント相当だが、ID.3がハッチバック、ID.4はSUV、ID.5はSUVクーペとなる。

その他にもフィアット500e、シトロエンE–C4が登場するなど、2022年はインポートBEVの選択肢が一気に増えそうな気配だ。

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