百花繚乱とも言える、プレミアムなスポーツカーが続々登場
人気のSUVにも負けず劣らずのニューモデルラッシュとなりそうなのがスポーツカーだ。
数あるスポーツカーブランドの中で、久しぶりにミッドシップスーパースポーツモデルを投入するのがマセラティ。エンツォフェラーリベースのMC12以来、18年ぶりにデビューするのがMC20でカーボンモノコックを採用した。

マセラティ コルセ2020を意味する“MC20”と名付けられたミッドシップスポーツが「マセラティ MC20」。エンジンは最高出力630psの3L V6ツインターボを搭載する。
独自開発した3L V6ツインターボエンジンは、F1由来のプレチャンバー式燃焼室を量産車として初めて採用したことで注目されている。最高出力は630psだが、0→100km/h加速は2.9秒と、スーパースポーツカーの中でもトップクラスの速さだ。
スポーツカー界のもう1台の大物がメルセデスAMG SLである。まず注目されるのが、新型はメルセデスベンツのシリーズとして用意されるのではなく、AMG専用モデルとしてゼロから開発されている点。つまり、AMG GTやGT 4ドアクーペと同列で語られるべきモデルに生まれ変わったのである。

「メルセデスAMG SL」。新型はメルセデスベンツによるものではなく、メルセデスAMGの手によるものとなった。また、伝統的な2シータースポーツから、2+2シーターになったことも注目点だろう。
このため従来以上にスポーツ性能にこだわっており、ルーフはリトラクタブルハードトップから軽量なソフトトップへと変更。足まわりにはAMGモデルでお馴染みの最新デバイスがフル装備されるほか、4WDまで採用される。
エンジンは4L V8ツインターボで、まずSL63とSL55がデビューするが、パワフルなPHEV(プラグインハイブリッド)も登場する予定だ。